R35GT-Rについて
2010/12/8 (水)
しばらくR35の話をしていませんでした。
いまも過去に書いたR35のブログアクセス数がかなりあり、
久しぶりにR35GT-Rの話をしてみたいと思います。
R35GT-Rと第2世代GT-Rの大きな違いは、
R35は最初からグローバルで販売することが計画されていました。
欧州のアウトバーンを時速300キロで巡行できる実力を備えています。
ヨーロッパで販売する場合、一番インパクトがあるのがニュルのタイムです。
そこでポルシェと同じ3800CCのエンジン排気量が決定されたようです。
時速300キロの速度になると、タイヤの性能が大きな影響を及ぼします。
ブリジストン、ダンロップとも、この車のために新たなタイヤを開発しました。
、
BS、ダンロップともタイヤのリブは少なめとなっています。
ぱっと見、サーキット専用Sタイヤに似ています。
スカイラインGT-R時代は安っぽいといわれた内装ですが、
R35GT-Rはしっかりと造りこまれています。
コンソール中央に蓋付きのカップホルダーがあります。
この蓋はシャッター式で開閉できます。
最近発売されているその他のニッサン車と同じ様に
燃料タンクオープナーがありません。
ドアが開錠されているときは、
燃料タンク給油口の蓋を押すことにより開けることが出来ます。
この車のグレードはプレミアムエディションです。
標準でBOSEオーディオシステムが付いています。
後席シート背もたれ中央に巨大なウーハーがあります。
BOSEが無い場合は物入れとなります。
左右ドアガラスのフロント側に三角プレートがあり、
この前部にふくらみがあります。
これはドアミラーとガラスの間を抜ける風に対し、
あえて乱気流を起こし風きり音を低減させているようです。
事実、時速150キロや180キロ出しても驚くほど静かに走行できます。
メーカーは時速300キロ以上出しても助手席と普通に会話が出来るといっています。
平成13年の東京モーターショーで発表された
GT-RコンセプトにGT-Rのサイドエンブレムがありました。
あの車は神奈川県にある座間記念庫に保管されているようです。
よろしかったら下のサイトを見てください。
下の方にGT-Rコンセプトがあります。
http://www.bekkoame.ne.jp/~hyoppy/photo15.htm
トランク内は見せてくれたそうですが、
エンジンルームは見せてもらえなかったようです。
ポルシェと同じ様にオートマモードで運転すると
ギヤが今何速に入っているかの表示が出ます。
オートマモードだと驚くほど早くギヤがシフトアップします。
メーターは見やすく、時速160キロで走るとスピードメーターの針が真横になります。
室内はタイトに出来ていて、ドアは厚みがあります。
ドアの室内側に大きなピンが出ています。
ドアが閉まった後にこのピンで更に絞るようです。
いつ乗ってもR35GT-Rは速いです。
トルクがあり、上り坂もぐんぐん加速します。
とても自分の運転テクニックで乗りこなすことが出ない車だと感じました。
通勤で車を使わない方、たまにしか運転しない人は面白い車だと思います。
最近マイナーチェンジがあり、中古車相場が少し下がりました。
これだけの性能の車が諸費用を入れて600万円以内で買えれば安いと思います。
過去のR34ニュルなどの中古車は高値で推移していました。
基本的に当社は第2世代GT-Rの販売は終了しています。
R35に乗るとGT-Rの進化をはっきり感じることができますし、
とてつもない性能の車ですが、手が届く金額になったのではないかと感じました。