初期GT750(昭和47年式)について①
2011/5/25 (水)
昨日は昼からお天気に恵まれたので、初期GT750ブラックに乗りました。
先ずは猿投グリーンロードを走り、瀬戸市の丘陵地にある日赤へ行きました。
学生が多く、献血を行うには1時間ほど待たなければならなかったので、
諦めて後日行うことにしました。
この場所で献血を行うようになり、こんなに混んでいたのは初めてでした。
少しGT750の話をしてみたいと思います。
知り合いの方、GT750ファンの方からもっとGTの話をしてくれと言ってもらいました。
反面、会社のブログであまり趣味的な話をするのは良くないという意見もあります。
言われることは分かるのですが、あくまでも自分のスタンスでブログは行おうと考えています。
仕事と趣味のどちらも思いつくままに進行したいと思っています。
GT750の初期モデルは昭和46年(1971年)から2年間のみ販売されました。
世界初の水冷エンジンのバイクで、電動ファンも備えています。
初期モデルのみフロントブレーキがダブルドラムとなっています。
当時からバイクは重量を抑えるため、アルミ部品が多く使われていました。
磨けば磨くほど光ります。
エンジンは水冷ですが、念のためサイド面以外に冷却フィンが刻まれています。
サイド側は水冷エンジンだというのをアピールするため、アルミフラット面にしたようです。
以前も書きましたが、47年式もしくは車体番号2から始まるモデルのステップは
ブレーキペダルの取り付け軸と別体構造になっています。
初期モデルのみ、ジュネレーターカバーのスズキロゴが彫り上げになります。
あとのモデルはスズキロゴがステッカー式になります。
ウォータークールド750のエンブレムは、以前アメリカで手に入れた社外品です。
純正と比べると、オレンジラメが荒く、やや赤みがかっています。
キックレバーは丸棒タイプとなり、B1のものとは少し違っています。
B3以降はマフラー形状が異なる関係でキックレバー角度が異なります。
キックレバーは全部で3種類あるようです。
先回エンジンオーバーホールを行った時、エンジンヘッドを交換しました。
初期ヘッドは冷却フィンの高さが揃っています。
エンジンヘッドを止めているボルトは後から出た補給部品です。
純正はボルトの山が低くクロームメッキですが、今も出る補給部品はユニクロメッキで
山が高くなっています。当時物純正は手前にある小さいボルトに似た形状です。
ラジエーターホースも補給部品です。
当時物はゴムの上に布が織り込んであります。
ラジエーターホース左右のクランプカバーは欧州で購入した社外品です。
最近は欧州で数社、国内も社外品が出回っているようです。
NGKマークの入ったプラグコードも補給部品です。
当時物は半円を描くようにNGkロゴが入っています。
スピード&タコメーターの裏側カバーは初期プラスチックメーターのみ形状が異なります。
ギヤがサイド出しとなるためです。最近、この部品も欧州で社外品が発売されています。
フランジからのオイル漏れは収まりました。
左側ポイントカバーは欧州で手に入れた社外品です。
純正よりベースの鉄板が厚くなっています。
初期モデルのみ、右ジュネレーターに合わせスズキロゴが彫り込んであります。
このバイクは私がGT750の世界に取りつかれた最初のバイクです。
当時はGT750の知識が無く、モデルごとの違いがはっきり分かりませんでした。
社外品、純正関係なしに、とにかくバイクをきれいにしたいと思っていました。
ゴム類、ケーブル類は全て新品部品と交換しました。もう5年も前のことです。
リヤハブは3型以降と形状が微妙に異なります。
奥に見えるチェーンケースは初期、B1は材質がプラスチックです。
これも最、近欧州で社外品が発売されました。
初期モデルとB1は、通称鉛筆マフラーと言われています。
マフラーエンドにコーン状のカバーが付くからです。
このコーンも最近外国で社外品が発売されました。
純正コーンは黒の半艶で塗られていますが、
私は手入れを考えて艶ありで塗ってもらいました。
これ以降のブログは後日アップさせていただきます。