GT750ウォーターバッファロー
2009/8/1 (土)
今日は趣味のバイクの話を聞いてください。このバイクは昭和47年式(1972年)のスズキGT750初期モデルです。これはスズキが始めて発売した排気量750CCのバイクです。しかも2サイクルです。この当時2サイクルエンジンはどこまで排気量を拡大できるかの技術的問題がありました。一番は熱問題です。この少し後にカワサキからSS750(通称マッハ750)が発売されました。前にも後にも排気量750の2サイクルはこの2車種だけです。昭和47年といえば、ちょうどケンメリスカイラインが発売された年です。今から37年前のバイクです。水冷2サイクル3気筒ですが、マフラーは4本あります。世界で始めて発売された水冷オートバイです。また、初期モデルは2サイクルの音を4サイクルに似た音に変化させる為、マニホールドを連結させています。またマフラー1本あたり4箇所を隔壁構造にして排気音を下げる工夫がしてあります。フロントは両面ドラムという独特の構造です。このバイクにアメリカ人はウォーターバゥファローとあだ名を付けました。それはサイドカバーにウォータークールドのエンブレムが貼り付けてあったことと、ホンダCB750より一回り大きく迫力があったからです。アメリカのサイトでバッファローパーツと検索すると、このバイクの部品などが出てきます。 一応エンジン内含めオールレストアしています。手に入る部品はすべて新品に交換しています。三年前、このバイクを購入してから私の凝り性の性格に火が付いてしまいました。