4タイプある初期モデルについて
2009/8/24 (月)
通称鉛筆マフラーにダブルドラムブレーキであるということが知られています。
この初期タイプのなかには仕様の異なる4つのタイプが存在しています。
最初期タイプはフレームナンバーが300番台までだといわれています。
最初期タイプの特徴としては、
タコメーターに慣らし運転の目安が表示されています。
鉛筆マフラーに左右バンク逃げ部分の凹みがありません。
一台は最初期タイプですので慣らし表示があります。
バンク逃げなしマフラーは前オーナーが手放してしまい残念ながら装着されていません。
その他の2番目までのタイプと3番目以降のタイプの違いは
右ステップの取り付け形状とマフラーフランジ形状、リアウインカーの取付位置などです。
2番目までのモデルは右ステップがブレーキと一体になっています。
これはおそらく転倒した時に根元から折れやすいので改良したものと思われます。
この写真にある通称キャラメルステップゴムは47年のB1までに装着されています。
これはメーカー欠品部品です。
ヤフーオークションに時々出品されます。
左右で一万円以上する時があります。
次にチョークレバーの高さが違います。
2番目までのモデルはレバーを最大限引いたときに左ディマースイッチに緩衝します。
それでステー部分を高くし改良されたものと思います。
次はマフラーフランジの形状が違います。
2番目までのモデルは通称花びらフランジが付いています。
三番目以降はフランジの山が低くなっています。
これはマフラーをはずす時にフランジフィンが欠けやすかったからだと思われます。
ご参考までに49年発売のB3型以降は更にフランジの山が小さくなります。
B3型以降のフランジはヨーロッパで社外品が売られています。
なにぶん発売されてから38年経っているバイクですので
資料が乏しく調べるのに苦労しています。
私はあまのじゃくなところがあり、
皆が乗っていなく部品があるかどうか判らないバイクが好きです。
仕事もややこしいビジネスが好きです。
時代は変わり、手に入らない部品は製作できるようになりました。
また探せば情熱を持ったバイク屋さんはあります。
次回はこのお話をさせてもらおうと思います。