ランサーエボリューションX
2010/4/18 (日)
グリーンロード店にランサーエボリューションXが入庫しました。
ブログにアップしようと思い、試乗と撮影を兼ねて日進市総合運動公園へ向かいました。
この日は天気も良く気持ちが良かったです。
旧モデルのランエボ7から9までと比較すると正常進化しています。
マイルドにターボが加給してくれます。
パワーは十分すぎるほどあります。
この車はオプションのハイパフォーマンスパッケージが付いています。
ハイグリップタイヤ(ヨコハマアドバン)、ブレンボブレーキ、ビルシュタインサス
などを装備しています。
かなり奥まった部分にメーターがあります。
光の反射を抑える為と見易さを考えてのことだと思われます。
エアコンスイッチはやや古典的です。
フェアレディZやスズキスイフトに似ています。
内装は旧モデルの第2世代ランエボとあまり変わりません。
しかし、質感は大きく向上しています。
シートはレカロのフルバケットシートです。
乗り込む時に少し引っかかりますが、適度に固さがあり長距離ドライブは快適だと思われます。
フロントと比べるとリヤシートは普通です。一般的なセダンそのものです。
サスペションが固めですので、乗りこご地はよくないと思われます。
エンジンルームは狭い中にぎっしりと部品が詰め込まれています。
インジェクションはエンジンに対してほぼ直結に付いています。
非常にレスポンスが良いのはこの理由からだと思われます。
エボXは後方排気です。後方排気の場合、エンジンの下側にマニホールドを通す必要がないので
エンジンの搭載位置を下げることが出来ます。
またマフラー自体が短い為、レスポンスがよくなります。
欠点としては排気付近に熱を持ちやすくなる為、ターボが加熱されてしまうことです。
これをボンネット中央にあるNACAダクトで冷却しているようです。
驚いたことに、トランク内にバッテリーとウインドウォシャータンクがありました。
トランクスペースを犠牲にして車の重量バランスを取っていると思われます。
右側がバッテリーです。やや大きめのものが付いています。
左側にウインドウォッシャータンクがあります。タンクの容量は大きめです。
この車はリヤワイパーはありません。これをチューブでフロントに送っています。
ランエボは元々ラリーカーでしたのでウォッシャータンクを大きくしているかもしれません。
トランクリッドは最近一般的になった外ヒンジタイプです。
このタイプですと、トランクリッドを閉めたときに荷物と干渉しないのでとても便利です。
リヤアンダーカバーはスポイラー形状になっています。
R35GT-Rもそうですが、これは直進安定性を向上させるのに効果があるといわれています。
今はハイブリッドを頂点としたエコカーがブームとなっています。
しかし、相反するスポーツモデルに乗ると気持ちが高ぶります。
異動の手段だけを考えればエコカーや軽自動車で十分です。
しかし運転を楽しみたいと思うならば、時代に逆行する高性能ターボ車は運転して楽しいです。
最大手のトヨタ車以外のメーカー車は魅力ある特徴を備えています。
その良さを理解認識し、ユーザー様にお勧めすることが
当社の使命であり責任ではないかと思う今日この頃です。