スイフト プラグインハイブリッドに試乗しました。
2010/11/19 (金)
今日の夕方、取引先のスズキディーラーさんから
スイフトプラグインハイブリッドに試乗させてもらいました。
私は以前からこの車に大変興味がありました。
この車はメーカーがデーターを取るための試験車両です。
数十台ほど生産されたようです。
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2010/0513/index.html
三洋製のリチウムイオン電池を搭載しています。
エンジンは軽自動車用が搭載されていますが、
あくまでも発電用エンジンです。エンジンから動力を取り出していません。
外部から充電することにより、約15キロをモーターのみで走行することができます。
試作車とは思えないくらいキレイな仕上がりです。
メーカーは外部の人間に試乗してもらい、アンケートを取っているようです。
リアバンパー左側に差込み用の充電コンセントを装備しています。
試乗した感想として、すごくマイルドでスムーズでした。
走り出しは子供のころ遊園地で乗った車のようです。
クォーンとモーターの音と、さくさくと聞こえるタイヤノイズのみです。
モーターの特性だと思いますが、低速トルクが強くてパワフルです。
15キロほどモーターで走行した後にエンジンが始動しました。
その後、バッテリーが多少充電するとまたエンジンは止まります。
バッテリーが切れた後はこの動作を繰り返すようです。
右側のメーターは上部が燃料計、下部がバッテリー計となっています。
驚いたのはヒーターをかけた時でした。
この車のヒーター熱源はエンジン冷却用ラジエーターの水からではないようです。
プラグインハイブリッドはバッテリーが無くなるまでモーターで走行します。
その間はエンジンが停止しているので水温が上がりません。
冬の時期、一般的なハイブリッド車はヒーターを使うためと
自動で暖気運転をして、水温が規定値に上がるまでエンジンは始動したままです。
この理由により、アイドリングストップ機能は水温が上昇するまで作動しません。
プラグインハイブリッド車を寒冷地で使用すると、すぐにヒーターがかかりません。
この車のヒーターはどうもヘヤードライヤーに似た構造だと思われます。
スイッチをオンにするとすばやく暖まります。
ほとんど完成した車だと思いました。
すでに市販されている一般的なハイブリッドに乗っている人がこの車を運転したら
驚かれると思います。
未来の車に乗った気分でした。