自家用車フーガ370GTタイプS
2011/2/7 (月)
先日、長男の結婚式がありました。
一週間バタバタしてしまいブログを書けませんでした。
お返事が遅くなり誠に申し訳ありません。
いつも私のつたない記事を読んで頂きありがとうございます。
なにぶん素人ですので、説明が足りないことが多いと感じています。
R32は名車だと思います。
R32に一度も乗ったことがない人は、ぜひとも一度試乗してもらいたいと思います。
以前もブログ書いたと思いますが、私は平成元年にR32を乗って以来、
芯から感動した車がありませんでした。
そんな思いで18年経過しました。
R35に初めて乗って再び感動しました。
こんなに早い車がこの世にあったのかと思いました。
車全体としてR32は非常にトータルバランスが取れていると思います。
その後に発売されたR33は、車両重量こそありますが、運転がしやすい様に改良されています。
R32で多少違和感があったハイキャスが油圧から電動になりました。
若干ターボのブースト圧が上げられています。
標準車、Vスペックともブレンボ製ブレーキとなり、ブレーキ性能も強化されています。
R33とR34の違いはあまりありません。
ミッションがニッサン内製からゲトラグ製6速に変わったのと、
アクティブエアロシステムという名のエアロシステムが付いたくらいです。
(アンダーカバーがエンジンとトランクフロアー下に付きました。)
このアイデアはR35開発者の水野さんが提案したそうです。
第2世代GT-RはR32からR34へと微妙に進化しましたが、車両基本レイアウトはほぼ同じです。
第3世代のR35は世界のスーパーカーと同じぐらいのスペックがあります。
第2世代の販売中止からR35の発売までは5年間のブランクがありました。
当然GT-Rの期待は高まります。
その期待を裏切らない性能をR35は持っていると思います。
その分、私の運転レベルでは乗りこなすことができない車となりました。
運転を楽しむのでしたらR32は大変良い車だと思います。
ここ2週間でフーガ370GTタイプSが全店で3台ほど売れました。
少しタイプSの話をしたいと思います。
当社、本店近くにモダンな建物がたくさんあります。
これは最近建築された集合住宅(マンションかアパート)です。
新型フーガは旧モデルと全長はさほど変わりませんが、車高が少し低くなっています。
その分、横幅は5センチほど広がっています。
前後とも同サイズのBSポテンザを履いています。
リヤのタイヤハウス内側はメッシュ形状で吸音加工されています。
ロードノイズはほとんど気にならないレベルとなっています。
新型フーガのサイドプレスラインは上部にイメージラインが走り、下部にもラインが入っています。
個人的には箱スカを思いだすデザインだと思います。
バンパーとフェンダーのチリは見事に合っています。
ブラックメッキのヘッドライトはボディが濃色だとあまり目立ちませんが、
パールや明るいシルバーだとよく目立ちます。
シートは大きめでホールド感は抜群です。
平成13年発売のV35スカイライン、平成16年発売の初代フーガ以降、
ニッサンセダン系のシートはかなり良くなったと思います。
長距離ドライブで長い時間乗っても疲れ知らずです。
私は個人的に斜め後ろから見た新型フーガのデザインが好きです。
ジャガーのような欧州車を思わせるボリュームあるデザインだと思います。
旧型フーガで指摘された腰高感は感じません。
ニッサンデザイナーは良い仕事をしていると思います。
トヨタ系大型セダンは燃料キャップが左ですがニッサンは右側に付きます。
個人的に右側にある方が給油時に便利だと思います。
燃料リッドの材質はスカイラインセダンとフーガはスチール製で、
スカイラインクーペとZ、GT-Rは樹脂製となります。
ウッド上にあるスイッチは高級オーディオに似た操作フィーリングとなっています。
コンソール中央に大きめの走行モード切替ダイヤルスイッチがあります。
走行モードはスノーモードを含め4タイプ選択できます。
エコモードにするとエコペダルが作動します。
必要以上にペダルを踏むとペダルが重くなり、燃費悪化を防いでくれます。
室内は嫌みのないメッキが多用されています。
室内部品に施されているしぼ模様はきれいです。
置時計のようなデザインのアナログ時計が中央に配置されています。
ドア内貼りは、アルミ、革、木の材質がバランス良く施されています。
アナログ時計はありますが、ナビ画面の上部に電波時計とETCカードの有無が表示されます。
また、エアコン温度、オーディオの情報源と曲情報も表示されます。
レクサスを含むトヨタ系のナビは、この4つの情報が表示されないので非常に不便です。
2画面のメイン画面がニッサン系は右側になります。これも非常に便利です。
状態画面でエアコンとオーディオの状態を見ることができます。
最初に設定する画面です。スイッチは画面を直接タッチして出来ますし、
中央のダイヤルスイッチでも操作できます。
一応、レーダー探知機を付けていますが、あまり必要ありません。
理由として、必要以上に飛ばす運転をしないからです。
ニッサン車の良さはサイドカメラです。
画面が大きく、非常に見やすいカメラだと思います。
黄色い線が右側に回り込んだ部分が車両先端ということになります。
慣れるとタイヤをぎりぎりまで路肩に寄せて駐車するテクニックが身に付きます。
お客様に良い車を勧める場合、まずは自分で乗り、
その車の本質を理解しなければならないと思っています。
そこで自分自身が良い車だと実感してからメインの車として販売に取り組みます。
最近のニッサンセダンは本当に良くなりました。
フーガは前後ゼロリフトとなっています。
CD値(空気抵抗係数)は0・26と世界トップレベルです。
これは高速道路を走らないと実感できません。
普通の車は高速走行すると速度が増すほど揚力が発生し不安定になります。
そこでサスを固め、車高を下げ、ワイドタイヤを装着します。
フーガはボディそのものでダウンフォースを発生させています。
これは時速100キロより150キロで走行した方が安定するという意味です。
飛ばせば飛ばすほど安定感が増し、異次元の走りとなります。
ハンドルを力を入れて持つ必要がなくなります。
これを一番実感できる車はR35GT-Rです。
最近のニッサン車はR35GTーRで培われた技術が他車種に活かされています。
なかなかうまく表現できませんが、高速道路の走りは鏡の上を滑っている感じです。
前を走る車が遅く感じます。高速走行はかなりの余裕を感じます。
フーガに乗るとあてなしで走りたくなります。
タイプSにはアクティブアンダーステアー(以前はハイキャスと呼んだ4輪操舵システム)
が装備されています。
その他のニッサン車でアクティブアンダーステアーは、
スカイラインクーペ19インチアルミ装着車(タイプSP、タイプS)に標準装備、
スカイラインセダンはタイプSP、タイプS(3・5リッターのみ)にオプションとなっています。
Z34とR35GT-Rには装備されていません。
Z34はショートホィールベース化、R35GT-Rはトランスアスクル(ミッションをデフと一体化)
にしたことにより、よく曲がるようになっているようです。
良く走り、よく曲がり、良く止まる、この異次元の走りをフーガで味わってもらいたいと思います。
このフーガにはオプションのBOSEオーディオシステムが装備されています。
標準とBOSEオーディオ付はレクサスの標準とマークレビンソン以上に差があることを
追加でお伝えしたいと思います。