初期モデルゴールドについて
2011/6/15 (水)
バイクシーズンになりましたが、今は梅雨時期ですのであまり乗る機会がありません。
天気予報を見て、降水確率20%以下ならばGT750に乗るようにしています。
上に見える道路は東海環状道です。豊田藤岡インターの少し南側にある水田です。
この日は雨こそ降りませんでしたが、やや曇りがちのはっきりしない天気でした。
バイクは機械ものですから、動かさないと調子が悪くなってしまいます。
時間を作っては乗るようにしています。
ゴールドの初期モデルは5型のエンジンヘッドが付いています。
エンジンスタッドボルトは当時物を再メッキしているようです。
山が低いので舐めやすく、ヘッドを外す時は注意が必要です。
ラジエターホースは当時物ではないと思われますが、
布で巻いた古いタイプが付いています。
プラグコードは当時物が付いています。
サイドカバーのウォータークールドエンブレムは純正品です。
オレンジラメがしっかり残っています。
前オーナーは屋内保管をしていたこと、雨天未使用だったので
バイク全体に錆びはほとんどありません。
46年式のみか、車体番号が1から始まるモデルのみか、分かりませんが
ステップ部分がブレーキと共締めになっています。
このバイクは純正Sマーク入りビスは全て揃っています。
Sマークが無いビスは、一部社外品ステンレスビスに変更されています。
車体番号はGT750-101※※なので、初期300番台以内の希少なバイクです。
このバイクはGTの全国クラブ会長さんのGT750と車体番号末尾が一番違いです。
そのことも、私がこのバイクを手に入れたかった理由のひとつです。
このバイクのテールレンズは純正品(トーカイデンソウ)です。
鉛筆マフラーの特徴を表すマフラーエンドは、
純正よりやや艶を持たせた半艶で塗装しました。
この写真を撮影する時に、タオルで口を拭いたので艶があるように見えますが、
実際はもう少し艶消しが強くなっています。
このバイクは前オーナーが10年ほど前にレストアしたそうです。
ラジエターのクランプカバーは純正品を再メッキしてあります。
初期300番台(初期の初期モデル)まではキャブレターの形状が異なります。
上部の形状が異なっています。
キャブとエンジンをつなぐインシュレーターは三個とも昨年新品に交換しました。
インシュレーターバンドは純正品は半艶ですが、
前ユーザーの好みでクロームメッキされています。
46年式全体か、初期の初期モデルのみか分かりませんが、
メインキーは片面キーになっています。
以前、スピードメーター、タコメーター、水温計は別々で新品を手に入れました。
4年ほど前になりますが、スピードとタコメーターは国内のヤフーで買いました。
目が飛び出るほど高かった記憶があります。
水温計は北米のEBAYで手に入れました。
燃料タンクキャップは当時物です。錆びが少なく程度は良いと思います。
初期モデルは昭和46年と47年の2年間売られました。
初期モデルは他の年式モデルとタンク形状は似ていますが、
ラジエター蓋が金属製ですし、燃料キャップにキーが無いので
下側ステーにあるキャッチ部分が他の年式モデルと異なります。
初期タンクがオークションで高騰しているのはこの理由からだと思われます。
当時物の14段ブーツは装着されています。
実は昨年ブーツに亀裂が入り予備部品に交換しました。
私は以前、北米のEBAYで2セット購入しました。
ホーンは初期モデルのみ縦筋が入るタイプが付きますが、これもきちんと装着されています。
ホーンの前にETCセンサーを両面テープで付けています
フェンダーは昨年5型用の新品に交換しました。
5型とガイド位置が違うので、メクラ蓋を付けています。
ケーブルガイドは色が違いますが、今でも新品がメーカーから出ます。
写真が暗くて分かりにくいですが、私のブラック初期モデルと形状が異なる
チェンジレバーのゴムです。
46年式はウインカーが外側に出して取り付けられています。
レプリカですが、タイヤ指定ステッカーがあります。
リヤサス左に定期的にチェーンを調整しオイルを差さなければならない
注意書きステッカーがありますが、これもレプリカです。
古い雑誌を調べると、初期の初期モデルはタコメーター、リヤサス形状、
マフラーにバンクした時の逃げ部分が無いなどの特徴がありますが、
このバイクは部品が交換されているので特徴が少なくなっています。
私は2サイクル用エンジンオイルはモチュールに添加剤のゾイルを入れています。
特にゾイルを入れるようになってから排気煙が減少しました。
何度も述べていますが、GTの魅力はデザイン、排気音、トルクフルなエンジンだと思います。
特に排気音は独特で、GT750のみの音です。
自己満足の世界ですが、この音を聞くとしびれます。
体力をつけて少しでも長くGT750に乗りたいと思っています。