レガシィB4が入庫しました。
2010/6/26 (土)
グリーンロード店にレガシィB4が入庫しました。
当社にスバル車が入庫することは非常にまれです。
場所は長久手町の隣にある日進市総合運動公園です。
いつもはサッカー場駐車場へ行きますが、
今回はプールや野球場のある駐車場へ行きました。
この車とV36スカイラインを比較する方はたまにおられます。
私なりに気が付いた部分をレポートしてみます。
この車は一番のターゲットが北米です。
北米は没個性のデザインが嫌われる傾向にあります。
今までのレガシィと比べるとアグレシップなデザインとなっています。
スバル車は基本的にFF車に近いレイアウトとなります。
フロントタイヤより前部分が長く、運転席にタイヤが近づいています。
トランクの開口部は狭く見えますが、中は十分な広さがあります。
トランクヒンジは、今は主流となった外ヒンジ式です。
アルミは、先回レポートしたスズキキザシに似た細かいスポークデザインです。
富士重工はトヨタの資本が入りました。
それ以降に発売されたモデルはトヨタの部品が一部使われています。
ナビはトヨタ車とほとんど同じです。
画面構成もほとんど同じです。
多少違和感はありますが、慣れてしまえばスイッチの操作性は問題ないと思います。
メーターは今流行のすっきりしたデザインです。
BMWに少し似ています。
この車は自動サイドブレーキが付いています。
外車はベンツSクラス、国産はレクサスLSにこのタイプのサイドブレーキが装備されています。
面の凹凸がはっきりしたスバル車独特のインパネデザインです。
べダルは今流行のアルミペダルです。
これはターボ、ノンターボともSパッケージのみに装備されています。
水平対向エンジンの為、重心が低くなり、走りは安定感があります。
ターボは装着されていますが、非常にマイルドにアシストします。
ニッサン車のように流れるデザインではありませんが、安っぽくはありません。
後席はあっさりしています。
座面のお尻が当たる部分に落とし込みがありません。
4名乗車というシュチュエーションをあまり意識していないと思われます。
エンジンルームは結構ごちゃごちゃしています。
水平対向エンジンは重心が低くなるというメリットがあります。
ピストンが左右対象に位置している為、振動を抑えるバランサーシャフトが不要となります。
欠点として、水平対向DOHCエンジンの場合、
4気筒エンジンでもV型エンジンのようにカムシャフトが4本必要になり、構造が複雑になります。
エンジンが進行方向に対し風の当たる面積が少ないため、オーバーヒート気味になります。
これによりスバル車のラジエーターには電動ファンが2基装備されています。
インタークーラーをフロントに置くとラジエーターの冷えは悪くなります。
水平対向エンジンは、マツダのロータリーエンジンの様にエンジン自体が低く設計されています。
このあたりの理由により、スバル車のインタークーラーはエンジン上部に装備されています。
古くなるとエンジンヘッドが左右に振っているため、オイル漏れを起こしやすくなります。
私は過去にロータリーエンジン、水平対向エンジンなどを個人的に勉強していました。
欠点は長所もしくは特徴であるとも思われます。あとは個人の好みの問題だと思います。
トヨタの資本が入ってからスバルの車は変わろうとしています。
水平対向エンジン独特の、”ドコドコ”言うエンジン音は、この車に関しては抑えられています。
かなりマイルドです。重心が低いのでコーナーは安定しています。
ノンターボはCVTですがターボは5ATです。
ターボは十分な力があり、力強い走りを楽しめます。
過去にレガシィの名を聞くとワゴンというイメージがありました。
RVジャンルの中でクロカンとステーションワゴンは人気が落ちています。
ミニバンは根強い人気があります。
当社の場合、良いセダン、スポーツは安定した人気があります。
スバルも2000CCはエクシーガとフォレスターが主力となっています。
このような事情でレガシィは大人の車になったのではないかと想像されます。
車を販売するに当たり、良い話のみを伝えることはお客様に対し有益ではありません。
良い部分、悪い部分を包み隠さず伝えることが販売する人間の責任ではないかと思います。
大部分のお客様は車を購入する時のみ欲しい車の情報を調べます。
一方的に売りつけるのではなく、お客様にとって有益になる情報を提供することが
当社が目指している理想の販売方法です。
社員には商品知識を勉強するように望んでいます。