自家用車をフーガ370VIPに替えました。 後編
2011/7/18 (月)
ニッサンはシーマが生産打ち切りになったので、最上級セダンはフーガになりました。
それによりフーガのグレードは大きく内容が異なっています。
VIPには後席を重視した装備が付いています。
リヤパワーシート、シートヒーターなどです。
VIPは後席からエアコンコントロールが出来ます。
操作スイッチ上部に蓋があり、見事に木目が揃えてあります。
この部分もダッシュの木目同様、本木目に金粉がすり込んであり、とても豪華です。
背もたれの角度が変わるトヨタ式と異なり、
フーガのリヤパワーシートは複雑な動きをします。
背もたれ上部は固定され、座面がフロントに動きます。
ニッサン式の場合、足元が狭くなってしまう欠点があります。
上の写真がシートを一番前に出した状態です。
後席シート中央はトランクとスルーされている部分があります。
プライバシーを守る為、キーシリンダーが付いています。
助手席グローブボックス付近の写真です。
この木目はプリントでなく本木目です。
職人によるハンドメイドなので、柄は全ての車で異なっています。
ドア解除レバーは3次元的になっており、
メッキと木目が上手に組み合わされているデザインだと思います。
エアコン吹き出しレバー、フィン上下ダイヤルなどにメッキが施されています。
運転席ドアにある集中スイッチ部分です。
以前も書きましたが、運転席、助手席パワーウインドースイッチは大きめで
使用頻度の少ない後席スイッチは小さめになっています。
またスイッチ先端はクロームメッキされています。
ドアアームレストはミシン目のステッチが入っています。
フーガは外国でインフィニティブランドのM37として販売されています。
その為、車の造りはトヨタのクラウン、マークXより良く、
レクサス車と同等の装備が付いています。
VIPは電動リヤブラインドを装備しています。
スイッチはハンドル左下奥にあります。
ハンドル左にオーディオ切替、音量切替、
ボイスコントロール、ハンズフリーなどのスイッチがあります。
右側にはレーダークルーズのスイッチがあります。
レーダークルーズを使った時の車間は三段階に切り替えることができます。
フーガはスカイラインと比べるとシャーシーこそ同じですが、
全長は20センチほど長くなっています。
ホイールベースはフーガが5センチ長くなっています。
車高は6センチ高く、車幅は13センチ弱大きくなっています。
フーガのフロントサスは旧型の改良です。
リアサスは型式こそマルチリンクですが、ほとんど新設計されています。
旧型はスプリングとショックアブソーバーが別体でしたが、
新型はスプリング内側にアブソーバーがあります。
メーカー説明では、操縦安定性が高まり静粛性が高まっているとのことです。
フーガは三種類のサスペンションがあり、
三種類とも性格が大きく異なります。
タイプSのみに装備されるスポーツチューンドサスは固めで、スポーティな感覚を味わえます。
このグレードのみ4WAS(4輪アクティブステア)を装備しています。
フェアレディZに近いリニアな動きをしてくれます。
370VIPと250GTタイプPのみ標準で柔らかめのコンフォートサスが付きます。
このサスは370GTと250GTにメーカーオプションで、新車時のみ装着できます。
コンフォートサスはクラウンロイヤルより柔らかいと思われるぐらい快適な乗りごこ地です。
大きく違うのは、高速走行した場合のふらつき感がほとんどありません。
フーガの場合、CD値が0.26であり、セダンとして世界トップクラスなこと、
前後ゼロリフト(高速走行時に風により車を持ち上げようとする力が無い)となっているので
きわめて安定しています。
この安定感を一人でも多くの方に味わってもらいたいと思います。
また、フーガの前後サスはアルミ製です。
しなやかな走りを味わうことが出来ます。
私はこの車をとても気に入っているので、事情の許す限り長く乗りたいと思っています。
先日、フーガに乗り2泊3日で温泉へ行きました。
後日ブログをアップしたいと思います。 よろしかったら見てください。