20年式GT-R(2)
2012/3/20 (火)
内装は合成革とアルミが組み合わされ、とても高級感が出ています。
過去のGT-Rから大きく質感が上がっていると思います。
ところどころにミシン目が入っているので、上質感を感じることができます。
スカイラインセダン&クーペ同様、
ハンドル位置に合わせてメーターパネルは上下に動きます。
オートマレバーのヘッド部分は短く、
オートマレバーは使わず、ハンドルにあるパドルシフトを使うことがメインになっています。
センターコンソールは輸出車を含めて左右ハンドル共通のデザインです。
パーキングブレーキレバーは右寄りにあります。
これは日本とイギリスモデルが優先されていることになります。
Z34は北米モデルが優先されているので、パーキングレバーは左寄りにあります。
乗車定員は4名ですので、リヤ左右シートは上下にはめ込まれています。
後席にもきちんと3点式シートベルトがあります。
この車のグレードはプレミアムエディションですので、
標準でBOSEオ-ディオシステムが付いています。
私個人の感想として、
フーガやエルグランドのBOSEに比べると音質はやや劣ると思います。
ウーハーは後席背もたれ中央にあります。
メカニカルな音とエンジン音が大きめなので、
音質が悪く感じるからかもしれません。
リヤボードにスピーカーが2個あります。
フーガはこの位置にウーハーがありますが、GT-Rは左右シート背もたれ中央にあるので
この位置にウーハーがありません。
ピントがペダルに合ってしまったので写真がぼけていますが、
右上にあるETCユニット右下にボンネット開閉レバーがあり、
その左にあるスイッチがトランクオープナーです。
オープナーは外部のライセンスプレート上部にもスイッチがありますし、
キーレスにもスイッチがあるので、3パターンでトランクを開けることができます。
トランクルーム右側です。
トランクルーム左側です。
普通の車と違うのは、トランクマットはめくれない構造になっています。
GT-Rは4輪ランフラットタイヤですのでスペア―タイヤが装着されていません。
スペア―タイヤ自体を収納するスペースが設けられていません。
トランクリッド裏側にトリムがきちんと張られています。
トランクを留めているステーは 外付けなのでダンパーが付いています。
ジャッキと工具はオプション扱いですので、新車時にありません。
助手席足元にジャッキと工具を収納するスペースが確保されています。
けん引するときに取りつけるけん引バーとタイヤレンチがあるのみです。
エンジンルームを上から見ると補機類が左右対称にあります。
エアクリーナー、エアフロとも左右に2個づつ装備しています。
BMWのようにエンジンルームは隔壁に覆われているので、ストラットバーは付いていません。
運転席前の3角コーナーにブレーキマスターがあり、助手席側の3角コーナーにバッテリーがあるの、
左ハンドルの輸出車はこの部分が左右入れ替わることになります。
お互いのリッド部分は 形状が左右異なるので 2種類あるものと思われます。
この写真で見ると、
エンジンはぎりぎりまで運転席に近づけて搭載されているのが分かると思います。
この車はグローバルで販売することを前提に開発されました。
北米モデルは白いリフレクター部分に赤のLEDランプが入り点灯します。
その他はフロントのウインカー部分が白からオレンジになります。
よろしかったら北米モデルの写真がありますので見てください。
http://www.nissanusa.com/gt-r/?next=header.vlp.postcard.picture.thumbnail.
展示用商品仕上げを行っている車ですので、
ブレーキダストが出ないよう、急ブレーキを避けて慎重に運転しました。
この車はグリーンロード店の在庫車です。
走行は約8000キロと少なく 程度の良い車です。
GT-Rは毎年変更を行い改良されています。
現行モデルの純正タイヤは全てダンロップに変更されています。
今回のブログは細かい変更部分の説明は割愛しますが、
GT-Rに乗りたい、雰囲気を味わいたいとお考えでしたら
20年モデルで十分満足できると思います。
昔はスカイラインの最上級グレードという位置付けでGT-Rは存在していました。
今はスカイラインから離れて別車種になりました。
GT-Rのシャーシーはスカイラインクーペのものを大幅改造しているようにみえます。
スカイラインクーペは女性的になり、GT-Rは男性的なデザインとフィーリングです。
この車は ある領域を超えると異次元世界を体験できる車です。
助手席に人を乗せると、「まるで遊園地のジェットコースターのよう」と言います。
この車に乗ると、「こんなに早い車がこの世にあったのか」と思うほど
加速は強烈です。
過去のGTーRが軽自動車に思えてしまうほどよく走ります。
常日頃から当社は、あくまでも”新車に近い車に夢を載せてお届けしたい”と思っています。
GT-Rはプリウスやアクアのように新車が毎月2万台、3万台売れる車ではありません。
全国的に流通しているGTーRの「低走行の極上車は全て仕入れる」こと、
全国一の在庫台数と販売台数が保てるよう 頑張りたいと思っています。